「是非参加したいです」の意味・敬語・正しい使い方から具体的な活用方法【例文あり】

最終更新日:2025年3月16日
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「是非参加したいです」という表現は、ビジネスシーンのみならず、日常会話の中でも頻繁に耳にするフレーズの一つです。特にビジネスの世界では、会議やセミナー、交流会、研修など、さまざまな場面で参加の意思を伝える必要があります。しかし、この言葉は一見シンプルでありながら、使い方次第では受け手の印象を大きく左右することがあります。そのため、「是非参加したいです」をどのような文脈で用いるべきか、どのように伝えるのがもっとも効果的なのかを理解しておくことが重要です。

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「是非参加したいです」とはどういう意味か?

「是非参加したいです」というフレーズを一言で言い表すならば、「強く参加の意思がある」あるいは「機会があるなら参加したい」という気持ちを表明する言葉です。ここで注目したいのは「是非」という言葉のニュアンスです。「是非(ぜひ)」は相手の提案や誘いに対して前向きな態度を示すときに用いられ、「決して逃したくない」「積極的に関わりたい」という強い意欲を表します。つまり「是非参加したいです」と言うことで、ただ「参加します」と答えるよりも、「あなたの提案や企画をとても大事に思っているので、ポジティブに参加したいと感じている」という想いが伝わるわけです。

また、「是非参加したいです」はカジュアルなトーンからフォーマルな場面まで、幅広いシチュエーションで使用できる便利な表現でもあります。上司や取引先に対して伝える場合でも、砕けすぎる印象を与えにくいのがメリットです。ただし、非常に格式ばった場や、上下関係が明確な相手に対しては、もう少し丁寧な表現を選ぶことも必要です。

ビジネスシーンにおける「是非参加したいです」の役割

ビジネスシーンでこのフレーズを使う場面は多岐にわたります。例えば、以下のようなシチュエーションで頻繁に用いられます。

  1. 会議や研修への参加表明
    上司や人事担当者、または主催者から「◯◯の研修に参加しないか?」と打診されたとき、「是非参加したいです」と答えることで積極性を示すことができます。ビジネスパーソンとして成長意欲をアピールするうえで、非常に有効なフレーズだと言えるでしょう。
  2. 社内イベントや懇親会への出欠確認
    社内での交流会や新年会、忘年会などのイベントに招かれたとき、返事として「是非参加したいです」と伝えることで、コミュニケーションへの前向きな姿勢やチームワークの大切さを理解していることを示せます。会社によっては参加が任意であっても、熱意を持って臨む姿勢を見せることで好印象を残せることがあります。
  3. 外部セミナーやカンファレンスへの参加希望
    取引先や業界関係者が開催するセミナーやイベントに呼ばれることがありますが、ここで「是非参加したいです」と述べると、業界動向への興味や学習意欲、ネットワーキングの意欲が伝わり、ビジネスパーソンとしての成長意識が高いと評価される可能性があります。

いずれのケースでも「是非参加したいです」と積極的に伝えることで、好意的・前向きなイメージを相手に与えることができます。ビジネスシーンにおいては主体性や意欲を示すことが重要ですので、このフレーズはまさにうってつけの言葉だと言えます。

「是非参加したいです」を使うメリット

「是非参加したいです」という言葉には、多くのメリットが含まれています。以下では、その代表的なものをいくつかピックアップして説明します。

  1. ポジティブな印象を与える
    「是非」という言葉が与えるポジティブな響きは、相手の提案や企画を大切に考えていることを示します。特に、ビジネスでのやり取りでは、「消極的な態度」よりも「積極的で前向きな姿勢」が好まれやすい傾向にあります。そのため、このフレーズを使うことで「やる気がある人」「学ぶ意欲が高い人」という印象を持ってもらいやすくなります。
  2. 相手の努力や提案を尊重していることを示す
    「是非参加したい」という気持ちは、単に自分の都合だけでなく、相手が用意してくれた機会や企画を高く評価していることを暗に示唆します。上司や同僚、取引先といったビジネスパートナーが時間をかけて計画したプロジェクトやイベントに対し、「本当にありがたく思っている」と伝えることは人間関係の円滑化につながります。
  3. 積極性・主体性をアピールできる
    ビジネスの現場では、自分で考え、自発的に行動することが求められます。そこで「是非参加したいです」と言うことで、「与えられたチャンスには前向きに飛び込む」という姿勢を示すことができるのです。特に昇進や昇格に関わる上司の評価では、このような前向きな言葉遣いがプラスに働く可能性が高いでしょう。
  4. コミュニケーションを円滑にする
    強い意欲を伝えるフレーズは、相手との温度差を縮める効果があります。前向きな言葉は相手にも良い影響を与えやすく、会話をポジティブな方向へと導くのです。「是非参加したいです」と言われた相手は、その後のやり取りにも安心感や親近感を覚えやすく、やがてチームワークやコラボレーションがスムーズに進む可能性が高まるでしょう。

具体的な使い方と例文

4-1. 上司や先輩への返答例

  • 上司:「今度、◯◯という研修があるんだけど、参加してみないか?」
  • あなた:「ありがとうございます。とても興味がありますので、是非参加したいです。自分のスキルアップにもつながると思います。」

このように返すことで、「積極的な意思があり、成長を求めている」という印象を残せます。また、研修内容への興味や目的意識を述べることで、より具体的な意欲が伝わるでしょう。

4-2. 取引先や社外関係者への返答例

  • 相手:「来月当社のカンファレンスを開催する予定があるのですが、ご都合いかがでしょうか?」
  • あなた:「ご案内ありがとうございます。大変興味深い内容ですので、是非参加したいです。貴社の取り組みを学ばせていただければ幸いです。」

取引先のイベントやカンファレンスに誘われた場合は、敬意を払いつつ「是非参加したい」と伝えるのが適切です。相手が提供している価値や情報に対して興味を示す姿勢が大切になります。

4-3. 社内イベント・懇親会などへの返答例

  • 同僚:「今週末に社内の飲み会があるんですが、参加できますか?」
  • あなた:「お誘いありがとうございます!是非参加したいです。こういった機会を通じて、皆さんともより交流を深めたいと思っていました。」

社内イベントは、仕事とは少し違った場でリラックスしたコミュニケーションを取る良いチャンスです。積極的に参加の意向を示すことで、人間関係が円滑になり、社内での連携もスムーズになる可能性があります。

他の表現との違い

「是非参加したいです」と同じような意味合いのフレーズはいくつか存在しますが、それぞれ微妙にニュアンスが異なります。以下にいくつかの例を挙げ、その違いを解説します。

  1. 「参加したいです」
    シンプルに「参加したいです」と伝える場合、「是非」の部分がないため、積極性や強い意欲というよりは、少し控えめな印象になります。ビジネスでのやり取りで前向きさを強調したい場合は、「是非」を付けるほうが良いでしょう。
  2. 「ぜひ参加させてください」
    「〜させてください」という敬語を使うことで、へりくだりの要素がやや強まります。上司や目上の方に対しては丁寧に聞こえる反面、あまりに下手に出すぎる印象を持たれてしまう可能性もあります。相手との関係性や距離感を考慮して使い分けることが大切です。
  3. 「喜んで参加します」
    「是非参加したいです」に比べて、ややフランクで親しみやすいイメージがあります。嬉しさや楽しみの感情が前面に出ますが、フォーマルな場では「喜んで」という表現がくだけすぎる印象を与える場合もあるので注意が必要です。
  4. 「参加させていただきたく存じます」
    非常に丁寧でフォーマルな言い方ですが、やや固すぎる印象を与えることもあります。格式ばった式典や、非常に公的なセミナーへの参加を表明するときなど、かしこまった場面ではこのようなフレーズが好まれることもあるでしょう。ただし、日常的なビジネスシーンではやや堅苦しい表現になりがちです。

注意点:言い換えやニュアンスの調整

「是非参加したいです」は便利なフレーズですが、いつでもどこでも使えばよいというわけではありません。状況や相手との関係性、文書やメールなのか口頭なのかといったコミュニケーションの手段によって、多少の表現の調整が必要になる場合があります。

  1. ビジネスメールの場合
    口頭に比べて文字に残るメールのやり取りでは、語尾や敬語の使い方に気を配る必要があります。例えば、「是非参加したく存じます」や「是非参加させていただきたく思います」など、より丁寧な表現を検討しても良いでしょう。特に取引先や初めてやり取りする相手の場合は、敬語を使った文章で書くのがおすすめです。
  2. 偉い立場の相手とのやり取り
    相手が自社の役員や社長、または社外の重要な顧客や大企業の幹部である場合は、「是非参加したいです」だけでは少々くだけた印象になることも考えられます。あえて「ぜひ」の部分を漢字にして「是非」と記すのは、その分印象が堅くなる効果もありますが、「是非参加させていただければ幸甚です」など、さらに丁寧な言い回しにするのも検討すると良いでしょう。
  3. 相手からの誘いに対して都合が悪い場合
    「是非参加したいです」と言いたい気持ちはあるが、日程的に厳しいというケースもあります。その場合は参加できない旨を伝える必要がありますが、断り方が雑だと相手の印象が悪くなるかもしれません。参加が難しい場合でも「残念ですが、あいにく予定が重なっており今回は参加が叶いません。しかし次回は是非参加したいです」などと伝えることで、前向きな意欲は見せつつも誠実に断ることができます。
  4. 繰り返し使いすぎに注意
    「是非参加したいです」という言葉は、効果的に使えば好印象を与えますが、あまりに頻繁に使いすぎるとやや軽薄に聞こえるリスクもあります。特に、実際にはあまり参加意欲のない場合に表面上だけ「是非」と言ってしまうと、後で自分が困るだけでなく、周囲からの信用にも影響が出る可能性があります。本当に参加したい場合にだけ、心を込めて使うようにしましょう。

「是非参加したいです」と伝えるときのポイントまとめ

ここまで解説してきた内容を踏まえ、「是非参加したいです」というフレーズをビジネスシーンで活用する際に意識しておきたいポイントを以下にまとめます。

  1. ポジティブなニュアンスを活かす
    「是非参加したいです」は、相手の提案に対して前向きで熱意があることを示すフレーズです。ポジティブな態度でいることが、ビジネスの場面でも好まれるケースは多いため、このフレーズを使うメリットは大いにあります。
  2. 状況に合わせた言い回しの調整
    メールや文書でのやり取りや、相手の役職や立場によっては、より丁寧な表現が求められる場合があります。状況を見極めて「是非参加したく存じます」「是非参加させていただきたく思います」といった言い方も検討しましょう。
  3. 具体的な理由や目的を添える
    単に「是非参加したいです」と言うだけでなく、「◯◯を学びたい」「スキルアップに繋げたい」「他部署の方々との交流を深めたい」などの理由を添えると、相手により真剣さや熱意が伝わります。「参加したい」という気持ちだけでなく、その背景を伝えることで、あなたの意図や関心を理解してもらいやすくなります。
  4. 何度も続けて使用しない
    同じ相手や場面で立て続けに「是非参加したいです」を使うと、言葉の重みが薄れてしまうおそれがあります。また、本気度が疑われる可能性もあるでしょう。表現をバリエーション豊かにしながら、本当に参加したいときには心を込めて使うことが大事です。
  5. 断る場合でも前向きな表現を残す
    もしスケジュールの都合で出席できないときでも、「今回は難しいのですが、次の機会には是非参加したいです」といったフレーズを加えると、意欲があることをアピールできます。ビジネスにおいては、断り方一つで今後の関係性が大きく左右される場合もあるため、誠実に、かつ前向きな姿勢を保ちましょう。

まとめ

「是非参加したいです」は、ビジネス現場で積極性、感謝、熱意を同時に示す効果的な表現です。会議や研修、社内イベント、取引先セミナーなど様々なシーンで使えますが、状況や相手に応じた敬語や表現選びが重要です。例えば、フォーマルな場合はより丁寧な言い回しを、カジュアルな場では親しみやすい表現が好印象を与えます。また、具体的な理由(学び、交流、新知見の獲得など)を添えることで、説得力や真剣さが高まり信頼を得やすくなります。参加を断る際も前向きな姿勢を示し、次回への意欲を伝える工夫が大切です。言葉選びが相手の印象を左右するため、適切な表現を用いて円滑なコミュニケーションと良好な人間関係の構築を目指しましょう。

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